本日の英会話フレーズ
Q: 「口で言うほど簡単じゃない / 言うは易し、行うは難し」
A: “Easier said than done.”
Easier said than done.
「口で言うほど簡単じゃないよ。言うは易し、行うは難し」
(saying) to be much more difficult to do than to talk about
[Oxford Advanced Learner’s Dictionary]
“Easier said than done.”は、
「言うは易し、行うは難し」ということわざが意味するところの、
「口で言うだけなら誰にでもできるが、それを実行するのは難しい」
ということを表していて、
「口で言うほど簡単じゃないよ」という意味になりますね。
“That’s easier said than done.”の“That’s”や、
“It’s easier said than done.”の“It’s”が省略された形だと思われます。
ここで、この“Easier said than done.”という英文の構造を考え出すと、
頭が混乱しそうになるのは私だけでしょうか^^
この“Easier said than done.”という形だけを見ると、
この“easier”が副詞の比較級で、“said”を修飾しているのかな
と思ってしまいますよね。
でも、“easy”には、副詞としての意味もありますが、
副詞として用いられることは限られていて、
通常は“easily”という形になるようです。
そうすると、元々の英文は、“It is more easily said than it is done.”
という形になるのかなと思うんですよね。
となると、この英文を単純に省略しただけでは、
“Easier said than done.”という英文にはならないわけですね。
そうすると、やはり、この“easier”を形容詞だと考えて、
元々の英文が、“It is easier to be said than to be done.”で、
この“easier”は補語になっていると考えて、
この英文をそのままざっくりと省略して、
“Easier said than done.”という英文の形になったと考える方が
分かりやすいような気がするんですよね。
以前に学習した“Better safe than sorry.”「転ばぬ先の杖」ということわざも、
“It is better to be safe than to be sorry.”
という英文が省略されたものだと思われるので、
そういったことから見ても、こちらの形の方がなんとなく分かりやすいかなと…
そして、この“It is easier to be said than to be done.”という英文は、
「行われること」を主体とした文になっているわけですが、
これを実際にあることを「行う人」を主体とした文にすると、
“It is easier to say than to do.”という形になるのではないかな
と思うんですね。
こんな感じで、英文の構造を考え出すと、
頭が混乱しそうになってしまうわけですが…
実際のところは、こういったことわざの場合は、
英文の構造をあれこれと分析するよりも、単純にそういったものだと思って、
そのまま覚えてしまう方がよいのかもしれませんね^^
“If you don’t like your job, why don’t you find another one? ”
「今の仕事が気に入らないのなら、他の仕事を探したら?」
“Easier said than done.”
「口で言うほど簡単じゃないよ」
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