[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

英語リスニング学習法 その2

「英語リスニングのお医者さん」という本を使用して、
半年くらい、英語のリスニングの学習を続けてきて、
だいたいほとんどの例文を覚えてしまったので、

次のリスニング教材として、何か良い本はないかなぁと、
いろいろと探していたある日、目に留まったのが、

ボトムアップ式 映画英語のリスニング」という本なんです。

これが、かなりよくできた本なんですよね。

「映画英語のリスニング」という表題がついていますが、
これは、いろいろな映画のセリフを抜粋したものというわけではなくて、

日本人が苦手な英語の音変化(弱化、消失、連結、短縮、同化など)を
著者が用意して、それに基づいて、ハリウッドの脚本家が書いた
刑事ドラマとなっています。

普通の映画を素材として、必要な英語の音変化をすべて学習しようとすると、
1本の映画を聴くだけでは足りず、何本も映画を聴く必要がありますが、

この「ボトムアップ式 映画英語のリスニング」は、
これを最後まで通して学習することで、必要な英語の音変化を
効率的に学習することができる
ようになっているんです。

ストーリーを楽しみながら英語のリスニングの学習ができる

それに、ラジオドラマみたいな感じで、ストーリーを楽しみながら、
英語のリスニングの学習ができる
というところもよいですね。

やはり、学習を継続していくためには、楽しみながら学習する
ということが、かなり大きな要素となっていると思います。

3ステップで英語の音変化を学習

でも、この本は、単に犯人を捜しておしまい、ということではなくて、
ストーリーを楽しみながら学習していく中で、
きちんと英語の音変化も学べるように構成されています。

この本の構成としては、物語が16 sceneに分けられていて、
場面ごとに、3ステップで学習していくようになっています。

まず、ステップ1では、アメコミ風のイラストを見ながら、
どんな内容のことが話されているのかをイメージしながら、
CDから流れてくる音に意識を集中して聴いてみます。

次に、ステップ2では、1 scene 4ページ、見開きのページで、
左のページに英文、右のページに日本語訳、簡単な語彙の説明が
載っているので、それを見ながら、ステップ1で聴き取れなかった
部分を確認し、意味を理解してから、またCDを聴いてみます。

そして、ステップ3では、その場面で用いられた英語の音変化を学習して、
CDの後に続いて、ナチュラルスピードでRepeatingすることで、
音変化を確実に理解できるようにします。

このナチュラルスピードでリピーティングするという方法は、
英語のリスニング力を向上するために、非常に効果的
なんですね。

シャドーイングは難しくてうまくできないという人も、
この方法なら、比較的簡単に実践できます。

CDを聴いて、その人物になったつもりで、そのセリフをそっくりに
真似してみることで、英語の発音だけではなく、そのリズムや
イントネーションも習得できるようになりますし、

自分で発音できるようになったセリフは、
聴き取ることもできるようになります。

また、各scene、だいたい2分程度なので、何回か繰り返して聴いても、
集中力が途切れずに、リスニングの学習を進めることができるのも
よい点ですね。

英語の音変化の学習内容

ここで、簡単にどのような英語の音変化を学習するのかを見てみると、

音の弱化
音の消失
t音変化
破裂の抑制
連結
短縮
同化
強弱のリズム
イントネーション

というような感じになっています。

英語の音変化を体系的に学習するという点では、
「英語リスニングのお医者さん」と同じような構成になっていますが、
その内容には多少の違いがあります。

例えば、「英語リスニングのお医者さん」では、
t音変化」に関しては、「tは弾音化しやすい」ということが
取り上げられていましたが、

こちらの「ボトムアップ式 映画英語のリスニング」では、

・<nt + 母音>のtは消失することがある
・子音が3連続するとtの消失などが起きやすい
tは弾音化しやすい
tnは「声門閉鎖音」になりやすい
nstが割り込んで「ツ」音になりやすい

というように、5種類の音変化を学習するようになっている点など、
多少の違いがあるので、すでに「英語リスニングのお医者さん」で
英語の音変化を学習した人でも、新しい発見があるかもしれません。

ネイティヴが日常会話で用いる自然な表現

そして、この「ボトムアップ式 映画英語のリスニング」は、
ハリウッドの脚本家が書いたものなので、ネイティヴが
日常会話で用いる自然な表現ばかりという点もよいですね。

また、いろいろなキャラクターが登場するため、
ちょっと早口な人や、癖のある話し方をする人など、
いろいろな人の英語を聴くことができ、その点も勉強になります。

大学の授業で成果が実証されている学習方法

この本で用いられている学習方法は、もともと著者が大学で行っていた
1年分の授業の内容と同じになっていて、初めは全く聴き取れなかった
学生でも、1年間の授業の後には、ディズニー映画より少し上のレベルの
映画が聴き取れるようになるということが実証されているんですね。

いつまで経っても、映画やドラマのセリフを聴き取れないなぁと
悩んでいる人は、この「ボトムアップ式 映画英語のリスニング」で
学習してみるとよいかもしれません。


ボトムアップ式 映画英語のリスニング


海外ドラマが聴きとれる! ストーリーで学ぶ英語リスニング

この記事を、役に立った・参考になったと思われた方は、ポチっとお願いします♪
人気ブログランキングへ


関連コンテンツ

スポンサードリンク

このエントリーをはてなブックマークに追加

6件のコメント

  • 松嶋忠信

    大変興味あります。ぜひ、試みたいと思います。

    • コタロウ

      >松嶋 さん

      コメントありがとうございます^^

      この「ボトムアップ式 映画英語のリスニング」という本は、
      私的には、非常によくできた本だと思っています。

      効率的に英語の音変化の学習ができるということだけではなく、
      楽しみながら学習できるというところも、ポイントが高いですね。

      やればやっただけの効果があると思うので、
      ぜひ試してみてほしいと思います。

  • もものけ

    「ボトムアップ式 映画英語のリスニング」
    のワード検索でお邪魔しました。
    私もこのCD本をリスニングの教材として、英会話を教えています。
    コストパフォーマンスが良く、聞き取りの大切なヒントが書かれています。
    読みにくさ、説明の日本人男性の暗く小さい声、この部分も区別して説明すべきではないか等々、
    欲を言えばきりがありませんが、日本人のリスニングの弱点に対応した良いCD本だと思います。

    イギリスの英語のリスニングはさほどではありませんが、アメリカの英語のリスニングは中々の曲者ですよね。
    自分がネイティヴとの会話で感覚的に学んできた、会話時の変化が特に激しいアメリカ英語の音変化を上手く説明しているので、効果的な学習ができると思います。

    初心者にはノーマルスピードではかなり厳しいので、私はピッチコントロールのできるCDプレイヤーで最大12%ピッチを落として聴かせています。

    1998年初版とありましたが、もう少し早くこのCD本を知っていれば教え
    るのが楽だったと思いました。笑

    お互い英語の勉強がんばりましょう!

    • コタロウ

      >もものけさん

      コメントありがとうございます^^

      「ボトムアップ式 映画英語のリスニング」は、
      コストパフォーマンスも良く、
      なかなかよくできたリスニング教材ですよね。

      これからもお互いに英語の学習を頑張っていきましょう!

  • いすいす

    えっと・・・アメリカ英語よりもイギリス英語の方が遥かにリスニングは難しいはずです。ブリティッシュアクセントは癖があり、また言い回しも多種多様です。イギリス英語=標準英語 と思っていたら大間違いです。

    • コタロウ

      >いすいす さん

      イギリス英語も奥が深いですよね。

      私も、きちんと勉強してみたいなと思っています。

コメントを残す